自営業者のうち3年以内に辞めていく人のパーセンテージは90パーセントで、5年以内に辞めていく人のパーセンテージは95パーセントと言われています。裏を返せば、3年以上自営業者として生き残る人は10人に1人で、5年以上生き残る人は20人に1人ということになります。これだけ厳しい自営業を長年続けていくにはどのような心構えが必要なのでしょうか。
まず、絶対に得意なことに挑戦することが成功のポイントです。例えば、会社員時代にだれよりも能力があった分野や学生時代にだれよりも優れていた能力が一つぐらいあるはずです。たぶんできるだろうという程度ではだめで、絶対にできるのだという心構えが必要です。そのためにはほかの人にはできない得意なことで勝負することです。
では、得意なこととはどのように判断したらいいでしょうか。これには明確な答えがないため見つけにくそうですが、実は得意かどうかを判断する方法があります。それは、自分には簡単にできるけどもほかの人が同じことをやってもなかなかできないことがあったとすればそれがその人の才能であり、得意なことです。例えば、絵を描くときに普通に書いているのにほかの人に比べて上手だと言われたり褒められたとか何度も賞をもらったというものはその人の才能であり得意なものと考えていいでしょう。この場合には、絵画に関する仕事で独立を目指すのがいいでしょう。
お金を稼ぐことができる腕前としては得意分野で10人の中で1位になる実力があれば可能です。そこまでの実力があれば自分は絶対にできるという心構えで取り組むことです。